人工衛星打ち上げプロジェクト
☆「人工衛星打ち上げプロジェクト」について☆
EM(Engineering Model)の完成をもってプロジェクトを終了することとなりました
全工協会では、平成21年度に本協会創立100周年を目指して、人工衛星(分類名:相乗り小型副衛星)の 打ち上げプロジェクトを立ち上げました。
小型人工衛星(20cm立方程度)をH-ⅡAロケットなどの一部分に乗せて打ち上げ、地球の軌道上(高度約600km)を周回させて、地球画像送信や大気環境観測をミッションとする壮大な構想で、未だ、高等学校では実現していません。
平成21年度から準備委員会を経て平成22年度からは人工衛星委員会として活動し、関係機関の支援と会員校の協力を得て、創立100周年(平成31年)までに人工衛星の打ち上げを目指して開発に取り組んできました。多くの製作協力校にも参加をいただき、生徒と教職員が一体となって衛星の構想、仕様、ミッションの設定、筐体の製作、システム構成の検討と製作、電波実験等を実施し、10年をかけてプロジェクトを推進してきました。その成果として平成29年1月にBBM(Bread Board Model)が完成、平成31年3月EM(Engineering Model)が完成しました。しかしながら、人工衛星打ち上げまでには、申請手続きや耐久試験などクリアすべきハードルが多々あり、長い期間と多額の費用が必要となるため、創立100周年を節目に「EM完成」をもって、プロジェクトを終了することとなりました。これまで、プロジェクトに参加・協力いただいた皆様に深く感謝を申し上げます。今後、会員校がこの研究成果を活用したい場合は、技術情報を提供します。
人工衛星打ち上げプロジェクト
担 当
公益社団法人 全国工業高等学校長協会
TEL:03-3261-1500 FAX:03-3261-2635
事務局
次長 石井 末勝 E-mail:ishii@zenkoukyo.or.jp
工業教育研究所
担当 後藤 博史 E-mail:gotoh@zenkoukyo.or.jp
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人工衛星モデル | 人工衛星モデル製作風景 | 小型人工衛星イメージ図 |
完成したEM (Engineering Model) |